http://www.alterna.co.jpから転載]

企業のコンプライアンス違反や不祥事には「カビ型」と「ムシ型」がある。組織的なデータ改ざんや隠ぺいなどは「カビ型」の典型だ。組織的な不正が起きる背景には何があるのか。対応策はあるのか。ガバナンスに詳しい郷原信郎・弁護士とオルタナ編集長・森 摂が対談した(第11回オルタナハウスレポート)。(オルタナS編集長=池田 真隆)

オルタナハウスのゲストで登壇した郷原弁護士

――まずはガバナンスの話から伺います。2015年に「コーポレート・ガバナンスコード」ができて、6年が経過しました。企業のガバナンスはこの間、どう変わりましたか。

この6年間でガバナンスが十分に進歩したとは言えないでしょう。社外取締役が増えたという意味では進歩しましが、それが実質的にガバナンスの強化につながってはいません。

ガバナンスは複雑な概念です。最も単純化すると、株式会社であれば、オーナーである株主の利益が最大限に確保される行動を指します。しかし、大企業の社会的責任は大きいのです。単なる「株主利益の最大化」では必要十分と言えません。このことは、多くの株主も企業人も認識しています。

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