http://www.alterna.co.jpから転載]

世界のソーシャルビジネス 欧州編 オランダ

フラット(集合住宅)住まいの人のために、空き地や農地を貸し出し、家庭菜園として利用してもらう「パブリック・ガーデン・システム」がオランダで話題を呼んでいる。主要都市のエコ・スーパーマーケットと各自治体が共同運営し、郊外の空き地や農地を効率よく再利用するのが目的だ。(アムステルダム=ヴァン・W・カオル)

育てた作物の品評は、定期的に行われる

オランダは、日本の九州とほぼ同じ面積で居住面積が非常に限られている。総人口は約1570万人で、人口密度は東京と同じ1平方キロメートルあたり3600人。多くの人はフラットに住むが、たとえ一戸建てを持っていたとしても、庭は猫の額といった家が多く、家庭菜園は一般のオランダ人にとって夢のまた夢に近かった。

そこで、空き地の再利用と「種をまき、汗水流して収穫した野菜を楽しんでみたい」という人たちのために考案されたのが「パブリック・ガーデン・システム」だ。希望者を募り、一人当たり約30―50坪ほどの土地を1カ月50ユーロ(約5600円)で貸し出し、野菜や花を自由に育ててもらう。

「完全オーガニック」が売り

菜園を利用する人たちはすべて無農薬で野菜や花を育てている。このプロジェクトの斬新なところは、収穫された野菜の約半分をエコ・スーパーマーケットで、通常の農家から仕入れる額の約半分程度で買い上げてもらえるシステムを提供したことだ。自慢のエコ野菜をスーパーで販売してもらえるとあって野菜作りにも気合が入っているという。

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