第3回 2019年12月18日

CSR部員塾第15期下期(実践編)第3回が12月18日、東京・京橋のシティラボ東京で開催された。冒頭で講師の森摂オルタナ編集長は、2019年11月に実施された英国ロンドンのサステナビリティ経営を学ぶ現地研修プログラムの概要を紹介し、サーキュラーエコノミー(循環経済)が、欧州では経営においても重要な位置づけであると説明した。その後、「社会的課題の解決と企業価値の向上」をテーマにした講義が行われ、事例研究では、みんな電力の「RE100と自然エネルギー」、企業事例としてサントリーの「サステナビリティ経営」が紹介された。(鈴木朋幸)

◆社会課題の解決と企業価値の向上とは
町井 則雄氏(株式会社SinKA 代表取締役社長、株式会社オルタナ オルタナ総研フェロー)

町井氏は講義の冒頭で、自身の経験から、社会課題を解決するためには企業の力が大きいということがわかったと述べた。そのなかで、社会課題解決型ビジネスの創出のための3つの視点を説明した。「俯瞰的視点」「多面的視点」「共感の視点」の3つである。

それを基に社会の隠れたニーズを発掘することで、それがブルーオーシャン(未開拓市場)になると強調。さらに、「社会の持続可能性×自社の事業の持続可能性」をデザインできるかが鍵だということを併せて説明した。町井氏は、社会はデザインできないが、社会システムはデザインできるものだと力を込めた。

◆事例研究2:「RE100と自然エネルギー」
三宅 成也氏(みんな電力 専務取締役事業本部長)

三宅氏は、「各企業に電力の取引先として再生可能エネルギー電力を選んで頂くことで、環境に配慮した企業ということが対外的にアピールできる」と指摘。企業価値向上のための投資であるという位置づけが必要である、と述べた。

欧米では、再エネ電力を選ぶことがすでに一般的であると指摘。その上で、「みんな電力」では日本で唯一、電力生産者の顔が見えるサービスを提供しており、生産者を応援する形で社会貢献にも寄与できるものであるとした。再エネ電力は価格も年々安くなってきており、将来既存の電力と変わらない水準の価格帯になると予測。再エネ需要が今後さらに高まっていくだろうと述べた。

◆ワークショップ(CSRレポートの相互チェック)