田中信康のESG情報発信のススメ  (14) GPIFの国内株運用機関が選ぶ「統合報告書」

昨年、多くの関心を集めたGPIFの国内株式運用機関が選ぶ「優れた統合報告書」に、本年は「改善度の高い統合報告書」が加わり、GPIFからの選定依頼内容が拡がりを見せ、多くの株式運用機関ならびに、事業会社の関心がより高まっている。

(株式会社オルタナ オルタナ総研 事務局長 / サンメッセ株式会社 執行役員 田中信康)


特に多くの運用機関から高い評価を得た報告書

GPIFの国内株式運用委託先は、16機関。
各機関は、最大10社選定を行い「優れた統合報告書」は延べ70社。「改善度の高い統合報告書」は延べ68社が選定された。

特に多くの運用機関から高い評価を得た統合報告書として、

「優れた統合報告書」 
味の素㈱/コニカミノルタ㈱/オムロン㈱/伊藤忠商事㈱/㈱丸井グループ

「改善度の高い統合報告書」
大和ハウス工業㈱/住友金属鉱山㈱/オムロン㈱/住友商事㈱

が選ばれ、業種別では、電気、化学、商社、金融のカテゴリーに多くの事業会社が選定されている。どの社も直近、ベストプラクティスとして挙げられる企業群であり、筆者もほとんどの報告書を読ませていただいており、その内容の充実ぶりに驚かされる側面も多い。