第2回の部員塾のテーマは「CSRのイシュー」だ。実践のために理解が必須となるキーワードを中心に講義が行われた。

1. ISO26000の有効活用10:30~12:00 
講師:SOMPOリスケアマネジメント株式会社 CSR・環境事業部長 福渡 潔

img_0264ISO26000の成り立ちから作業部会の様子、活用した際の適切な言語表現など濃密な講義が行われた。SOMPOが業務停止命令を受けた事例についても言及した。「ネガティブインパクトは隠さず、即開示して真摯な姿勢を示すことが大切だ」と積極的な情報開示とステークホルダーエンゲージメントの重要性を訴えた。

 

 

2.持続可能な開発目標(SDGs)をめぐる最新動向と実施に向けた課題 13:15~14:45 
講師:慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任講師 小坂 真理

img_0279SDGsにはMDGs(ミレニアム開発目標)、人類が生存できる範囲の限界(プラネタリー・バウンダリー)、グローバル・ガバナンスの2つのアプローチ方法(「ルール」と「ゴール」)の3つの背景があることを説明した。SDGs推進にあたり、日本では国民の関心が低いことを問題点として挙げた。SDGs の169の項目は企業活動の指標となる可能性があり、ISOともリンクしているので、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」を読みこんで、自社事業に取り込んでほしいと話した。

 

3.CSRにおけるサプライチェーン・マネジメント 15:00~16:30
講師:川村 雅彦 オルタナ総研所長/首席研究員(CSR部員塾 塾長)
img_0290現在、サプライチェーンのCSRリスクが顕在化し、マネジメントが必要になっていることについて解説。グローバル化に伴う偏在するリスクを、事例も踏まえ詳しく説明した。そして、効果的なCSR監査の「流れ」や「形態」をまとめて紹介。サプライチェーン・マネジメントにおけるデューデリジェンスの重要性を説いた。

 

 

 

4.「本日の講義の振り返り」 16:45~18:15 
講師:川村 雅彦 ・藤解 和尚・森 摂

グループに分かれて、今回の授業で疑問に思ったことを出し合った。「ISO2600は認証ではないということで、どういうふうに企業のなかで実施できるか」などガイドラインであるISO26000に関する質問が多かった。川村雅彦・塾長は「CSRは会社の品格だ。品位を上げるには、それに見合う行動をしないといけない。ISO2600をガイドライン、マテリアリティとして取り組んでいくことだ」と話した。

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